
歴史や思いを残したまま、新しい空間に生まれ変わった居酒屋さん
多治見のながせ商店街にある空き店舗をリノベーション下お店。
お酒と家庭的な野菜料理が美味しい居酒屋『日本酒食堂 フラリト』。
昔からこの街にある、町屋の建築で歴史を感じる内外装の雰囲気をなるべく残し、最小限に手を加えるという手法の店舗デザインとしました。
壁の汚れや傷をそのままに、カウンターやトイレ、最小限必要な部分を創り、敢えて既存の部分を残すことによって、木造の町屋の風情ある建物の雰囲気を壊すことなく、新しい空間に生まれ変わりました。
割れてしまったコンクリートの床もただ補修するのではなく、お店のロゴスタンプやビー玉を埋め込む面白い仕掛けが施されています。
店内カウンターは、施主様のこだわりで、少し高めに設定されています。
厨房内のスタッフと同じ目線で会話ができ、立ち飲みにも心地よい高さです。
改装前の空間を最大限利用し、古い火鉢やモロ板もリメイクして店内に使用しました。
懐かしく居心地の良い雰囲気は、この建物に歴史や想いが詰まっている空気感から感じるものだと思います。
外部から見ると電球色の暖かい明かりが灯り、屋台のような楽しく活気ある居酒屋さんとなりました。
割れてしまったコンクリートを生かして、、、
美味しそうな野菜中心のお料理が並ぶカウンター
立ち飲みにも丁度良い!フラリト立ち寄りたくなるカウンター
古材をリメイクした壁板と照明がお洒落な空間
どこか懐かしい親しみのある雰囲気(厨房の様子)
火鉢もリメイク!店舗デザインに合わせた世界観のあるトイレ